2014年12月5日金曜日

受水槽の水漏れ、放っておくと怖い

受水槽は建物の設備の中で一番過酷な環境に設置されている場合が非常に多く、耐用年数は15年~20年とされています。紫外線や風雨によって水槽表面が劣化し水槽本体の強度低下により耐震性が保てなくなったり、水漏れを引き起こしたりしてしまいます。

受水槽の漏水は、はじめのうちはわずかでも、日ごとに多くなり貴重な水が無駄になるばかりでなく水道料金も高額になります。

屋上に設置されている受水槽が一旦漏水すると次第に量が多くなりそれが屋上の防水層の劣化しているところを伝わり、建物の天井などから漏水してしまい大切な家財、施設設備などの破損、故障、天井や壁、床材が腐食してしまうなど深刻な悪影響を及ぼし修繕に莫大な費用がかかってしまう恐れがあすます。    
また漏水したまま放置すると水圧の高い(高さがある)水槽などではちょっとしたヒビ割れから、水漏れの量が一気に増えパネルが破裂 してしまう事があるなど耐久性が著しく低下していき受水槽本体が故障してしまい、給水が不可能(断水)となることから、大切な水が供給できなくなってしまいます。

 

受水槽の水漏れ、水道屋さんに修理を依頼する前に


受水槽が水漏れしてしまった場合、水道屋さんに修理を依頼する前に、チェックしておくべき事が色々とあります。受水槽には、水をためるためのボールタップが設置されてあります。ボールタップにも種類があり、それぞれ対応が違います。

直接ボールタップを取り付けて水位を調整しているタイプの場合は、止水部がゴミなどがひっかかっていないか、ボールタップの浮き玉を動かしてみます。ボールタップの浮き玉を動かしてみても、水の漏れが止まらなければ、部品の交換が必要になります。

親弁、子弁がセットになっていて、子弁の水位で親弁を制御しているタイプの場合は、親弁、子弁のどちらが故障しているのか、調べます。まず、子弁用の止水栓を閉めて、親弁が止まれば子弁の故障です。

子弁用の止水栓を閉めても、親弁が止まらなければ、親弁のピストン部が故障していることになりますので、ピストン部品を交換しなければいけません。

このように受水槽が水漏れした場合は、水道屋さんに修理を依頼する前に自分でチェックしてみるようにしましょう。住まいる水道では各種ポールタップやFMバルブの施工も承っております。