大量のペーパーを一度に流してしまったり、便が詰まってしまったなどという場合には、熱いお湯を流すとペーパーや便が溶けて流れやすくなります。冬場は特に水が冷たく、本来ならすぐに柔らかく溶けるはずのペーパーが固まってしまって流れなくなることがあるので、しばらく時間をおいてペーパーや便をふやかし、お湯で溶かして流すとスムーズに流れるようになります。
それでも流れない場合は、ラバーカップという吸引器(スッポンとも呼ばれています)で何度か吸い上げると、排水管内のものが逆流して戻り、症状が改善されます。その際には周囲に便や汚水が飛び散らないようビニールで保護すると良いでしょう。建物の構造上排水の流れが悪い建物などの場合は、専門業者での修理が必要となります。これから寒くなり、水も冷たくなってくると詰まりやすくなるので気を付けた方が良いかもしれません。
トイレの詰まりに対する修理方法
トイレの詰まりの原因は多くの場合紙で、大量の髪を流す、水に溶けないティッシュペーパーを流すなどにより起こります。これを修理する際には、トイレ専用の吸引カップを使用すると解消できます。吸引カップは水が飛び散りにくい構造になっていますが、全く水が飛び散らないわけではないため、ビニールシートなどで便器を覆ってから作業を始めるようにします。
まずビニールシートの真ん中に穴を開け、吸引カップの柄の部分をあらかじめ通しておきます。つぎにビニールシートをガムテープなどで便器に固定し、吸引カップを排水口にゆっくり押し当て、強く引っ張ります。これを何度か繰り返し、詰まったものが浮いてきたら取り除きます。詰まりが取れたらいきなりレバーは回さずに、バケツなどで便器に水を少しずつ入れて、確実に水が流れることを確認します。
詰まりが直ったことが確認できたら、最終的にレバーを回して便器内を洗浄するようにします。作業をする際、便器の水がなくなっていたら吸引カップが隠れる程度にバケツなどであらかじめ水を張っておきます。また作業をする際には、ゴム手袋を着用して行うようにします。 何かわからない事がありましたら住まいる水道へご相談下さい。