ラバーカップで詰まりが解消した途端に、異物も一緒に押し流される可能性がありますが、携帯電話など固い異物の場合には排水管を傷つけて痛めてしまうことが考えられますし、オムツの場合には、トイレから出た先の排水管で詰まることがあります。集合住宅の場合には、他のお宅に迷惑をかけることになりかねませんので、業者に依頼することをおすすめします。
ただし、流してすぐ気がついた場合には、手の届く範囲にある可能性があります。便器から水が流れる排水路の最初の部分は、狭い急カーブになっていて、ここに引っかかっているなら取ることが出来るかもしれません。この場合にトイレのつまりを直すには、まず、便器内の水を汲み出してから、ゴム手袋をして便器の奥に手を突っ込みます。
指先にオムツが触れたら、ちぎれないように時間をかけて引っ張り出してください。異物が原因の場合のトイレのつまりを直すには、この他にも排水管掃除用のワイヤーを使って引っ張り出す、便器を取り外して原因を取り除くなどの方法もありますが、素人にはなかなか難しいものです。トイレットペーパー以外は流さないよう、家族全員で普段から気をつけるようにしましょう。住まいる水道では水回りの様々なご相談を承っております。
トイレのつまりを直すにはスッポンが無いと直らない
トイレのつまりを直すには基本的にスッポンが無いと直らないものです。スッポンとはつまり解消において非常に役立つアイテムであり、詰まり具合によっては絶対必須になることもあります。まず、トイレのつまりを直すにはスッポンがなくても出来る方法があるので紹介しておきます。大まかに挙げると4つの方法があります。
1つ目は水を流す方法です。これは便器に水を流し込むことで、その水流の勢いの力でつまりを解消しようという方法です。2つ目の方法は水ではなく、お湯を流し込む方法で、これは詰まっている異物を溶かすためにお湯を流します。お湯に異物をひたすことで柔らかくなりつまりを取りやすくなります。
高音だと便器が割れるのでぬるま湯で行い、場合によってはお酢などを一緒に混ぜることもあります。3つ目の方法は薬剤を流す方法です。これは上記の1つ目と2つ目の方法に似ていますが、薬剤の効果によって排水管を綺麗にして流れやすくする、あるいはお湯と同じように異物を溶かす方法です。4つ目の方法は針金など細いもので異物をいじってつまりを解消する方法です。
トイレのつまりを直すにはスッポンがないと直らないことが多いですが、上記で紹介した4つの方法をうまく取り入れることで、直せることもあります。自宅にスッポンがない場合は4つの方法を併用しながら、工夫をしてつまりを解消してみましょう。スッポンがなくても意外と簡単にこれらの方法から解消できることがあります。