簡単なトイレのつまりとりなら作業は30分程度で終了し、わずかな金額で済みますが、特殊な道具やカメラなどを使った大規模な作業や、つまりが原因で発生した水漏れによる浸水や下の階への影響を一緒に修理することになると、かなり高額な費用を請求されるケースもあります。トイレのつまりとりにかかった費用は、火災保険の補償内容に含まれる「水漏れ特約」でカバーすることができます。
つまりが原因で水漏れし、床や壁が濡れてしまうとそこからカビや雑菌が繁殖し、腐食したりするばかりでなく病気の原因になったりして健康に害を及ぼすこともあります。そのため、除湿・乾燥処理や除菌処理をすることが必要になり、ひどい場合は床や壁の張り替え作業も必要です。水漏れの直後であれば事故という扱いになり火災保険が適用される場合が多く、これらの修理費用をカバーできます。
トイレのつまりとりを請け負う業者が請求手続きなどを代行して行ってくれる場合もあるので、自分の加入している補償内容を見直してみましょう。また、今後火災保険の加入や乗り換えを検討するときはトイレの水漏れなど突然の事態に備えて内容をしっかり確認しておきましょう。
トイレのつまりとりでは汚水に注意しましょう
トイレがつまる原因の大半は、トイレットペーパーなどの紙が便器の中に詰まって水の流れをせき止めてしまうことで起こります。トイレのつまりとりには、器具を使う方法やアルカリ性の界面活性剤を使う方法など色々ありますが、自宅にあるビニール手袋とラバーカップさえあれば細かいテクニックは必要ありません。
ラバーカップを使ってトイレのつまりとりを解消する時に気を付けたいのが便器に流れずに溜まっている汚水がこちら側に跳ね返らないようにすることです。自分に罹ってしまうことも当然避けたいですが、汚水が床に飛び散ってしまうと室内が不衛生になってしまいます。床や自分が汚れないようにするためには、まずラバーカップを使って作業する前にドライバーで止水栓を完全に占めておくようにしましょう。
止水栓を閉めるには、マイナスドライバーを右方向にまわすていけばいいのですが、完全に固定されるまでまわしつづけるようにします。その次にすることは、ビニールシートを床一面に敷いておくことです。これで床に便器内の水がはねて汚れることを防ぐことができますね。後は実際にラバーカップを使ってトイレのつまりとりを押し出す作業に取り掛かります。
排水溝に押し付けて勢いよくカップを引き抜くような動作を繰り返していきましょう。この時、便器内にある程度水がないとラバーカップの効き目がないので、水がない場合はバケツで水を汲んで補充しておくようにしておきましょう。何か御座いましたら住まいる水道までご連絡下さい。