2014年12月25日木曜日

水洗トイレの水が止まらない!考えられる原因とは

水洗トイレの水が止まらない原因として最も多いものは、洗浄水を貯めているロータンク内の不具合によるものです。ロータンク内には一定以上の水量が供給されると、トイレ内の床面等に水があふれ出ることを防止するためオーバーフロー管が設けられており、タンク容量を超える水をその管を経由して便器へと排出する仕組みとなっています。

通常であれば、タンク内への水の供給を調節する浮が一定以上の高さに至ることで供給が停止されますが、洗浄水を流すためのつまみに繋がっている鎖に浮が絡まっっていたり、浮の設定位置がオーバーフロー管の吸入口よりも高いなどの、適切ではない設定となっているなどの要因で水洗トイレの水が止まらないという事象が生じます。

このようなケースであれば鎖の絡みををほどいたり、浮の高さや周辺器具との離隔距離を調整することで便器への水の流出は停止します。その他にはロータンクへと給水する器具そのものやパッキンの不具合などによっても生じることがあります。

水洗トイレの水が止まらない!まず止水栓を止めよう


水洗トイレの水が止まらないときは、まず止水栓をとめます。止水栓をとめておくと、修理中に水があふれてきません。止水栓はタンクの給水管についているので、タンクから壁に出ている管についています。

タンクの脇や下部から出ています。ウォシュレットがついているトイレのときは、ウォシュレット用の止水栓と間違えやすいので注意が必要です。止水栓をしめるときはマイナスドライバーを使います。ドライバーを止水栓に当て、右(時計回り)にまわすとしまります。

タンクのまわりに止水栓が見当たらないときは、家全体の元栓をしめます。元栓は水道メーターの近くにあります。一戸建ての場合は宅地内の地面にあります。集合住宅では玄関横のパイプシャフトの中にあります。

元栓の形は様々ですが、いずれも右にまわすとしまります。また、タンクの止水栓がかたくて回らないときも、無理をせず家全体の元栓をしめます。力ずくで回そうとすると、給水管を折ってしまう危険性があります。水洗トイレの水が止まらないときも、焦らず落ち着いて、行動することが大切です。