2015年6月29日月曜日

混合栓の水漏れの原因と台付サーモスタット式について

ツーバルブ混合栓には壁付きタイプと台付タイプが有ります。ツーバルブと言うのは水、お湯の2つのバルブを持つ水栓で、水は水道管から給水が行われるもので、お湯は給湯器から供給されている配管を通り水栓に給水されてくるもので、ハンドルを回す事で水および、お湯の湯の量を調整するタイプの水栓です。

台付と言うのは台の上にハンドルが付いているタイプで、台にはハンドルや蛇口部分が取り付けられています。尚、この台付ツーバルブ混合栓の中には台付サーモスタット式と呼ばれる水栓が有ります。お湯は給湯器から供給されているものなのですが、サーモスタットが付いているタイプは給湯器の給湯温度とは別に、水栓部分についているダイヤルを回す事でお湯の温度を設定できるのが特徴で、浴室などに取り付けられているタイプになります。

混合栓はお湯と水をそれぞれの給水管から供給を行い、蛇口の手前で混合させて給水を行う水栓です。水漏れが起きた場合などでは、水および、お湯の何れかが原因となるのが特徴で、水漏れ修理を行う場合には、両方のハンドルを分解していく事になります。尚、キッチンなどで利用している混合栓などの場合は自分で修理を行う事も出来ると言います。

しかし、台付サーモスタット式の場合は構造が複雑な製品もあり、分解を行う事で故障に繋がる事があり、メーカーによっては修理は販売店やメーカーのサポート、専門業者を推奨しているケースが多く有るのが特徴なのです。

混合栓のクランクから水漏れする原因と対処方法


混合栓が劣化すると、ハンドルやパイプの根元、先端などさまざまな部位から水がポタポタと漏れることがありますが、壁から伸びたクランクと呼ばれる脚部と混合栓本体との接合部も、よく水漏れするポイントです。この部分が水漏れするのは内部のパッキンが劣化、損傷していることがおもな原因です。

ですからパッキンを取り換えれば問題が解消する可能性があります。まず接合部のナットをウォーターポンププライヤーやレンチなどを使用して緩めます。混合栓本体が外れれば、内部の古いパッキンを取り外し、新しいパッキンと交換します。あとは再び混合栓本体を取り付ければ完成です。また混合栓本体を取り外す際は、クランク本体を損傷してしまわないように注意しましょう。

なお水道を修理する際には、必ず止水栓を閉めることを忘れてはいけません。止水栓は水道メーター付近に設置されていますので、必ず最初に閉めてから作業に取り掛かることが大切です。また作業が終了し、再び止水栓を開く際には、できることなら修理した水道がある場所と止水栓がある場所の双方に人を配置し、もし修理がうまくいかず再び水が漏れだしてしまった際に、すぐに止水栓を閉められるようにしておきましょう。

またパッキンなどを交換しても水が漏れだす場合には、混合栓本体が損傷している可能性があります。もちろん本体を自分で交換することもできますが、自信の無い人は専門の水道業者に修理を依頼したほうが安心です。住まいる水道では24時間365日対応しておりますのでお気軽にご相談下さい。