2016年4月26日火曜日

台所の水漏れトラブル

台所は、住宅の中でも水を使う場所ですが、毎日利用する事から故障が発生し易い設備です。故障の場合は、特に水漏れが起こり易いので、老朽化を考えて設備を維持する事が大切です。水道管は、建物の内部に隠れているので、普段の利用では変化が見え難い部分です。

内部で水漏れしても、被害が広がるまで気が付く事が難しいので、この部分は定期的にチェックする事が必要です。一方の台所は、普段から目にする部分なので、設備の状態や変化に気が付き易いといえます。故障し易い部分は、可動部や隙間を埋めるパッキンで、ゴム製のパッキンは摩耗と膨潤によって性能の低下が起こります。

摩耗は、文字通りすり減らしてしまうので、ゴムが薄く隙間が発生してしまいます。膨潤は、油等に触れなければ直ぐに起こりませんが、長期的に使い続ければ水でも発生する可能性があります。ゴムの分子間が広がり、外部からの圧力に弱くなっているので、変形し易く結果的に隙間が発生します。

台所で使われる蛇口や配管は、金属製である程度の腐食に対する耐性は備わります。しかし、内部は水道水が通る部分なので、ミネラル分の付着が起こったり、錆や腐食に繋がる恐れがあります。ゴムパッキンの交換、蛇口の内部に錆がない事が確認出来れば、台所の水回りは長く使い続ける事が可能となります。パッキンの交換も住まいる水道へお任せ下さい。

排水の水漏れによるトラブル


水漏れといっても様々なものがあります。蛇口や給水管、配水管から、また他の原因からのトラブルもあります。特に、漏れた水が下の階へ漏れると大変なことになります。それが集合住宅であった場合には、下の階の方の家財道具等を破損する可能性があり、人間関係のトラブルにもつながりかねません。

特に普段、目にすることのない排水管はあまり気にすることがないので、知らないうちに汚れが溜まり、年月とともに劣化が進んでいます。排水には油脂性のものや洗剤が含まれている為日々の汚れが蓄積し、つまりの原因となります。

このつまりにより水がスムーズに流れなくなり、汚物の逆流を引き起こすことがあります。配水管がつまってしまった時の対処法としては、管内の洗浄等があります。また、配管の寿命は約20年といわれています。配管の老朽化で鉄サビが発生し破損することもあります。

急激な気温の変化、地震等による配管のゆがみが起こることもあります。これらは水漏れを引き起こし、そのままにしておくと、虫の発生等、二次災害につながりかねません。目にみえない部分だからこそ、普段からの定期的なメンテナンスが重要になります。