2016年7月31日日曜日

風呂の排水溝つまりが起きたら

お風呂場の排水溝は、入浴した際に人体の髪の毛や油脂、シャンプーや石鹸かすなどが流れ落ちて少しずつ溜まるため、水の流れが悪くなり最終的につまりを起こらせてしまうことがあります。また、シャンプーボトルのキャップや入浴剤の袋など、固形物が間違って流れて排水溝をつまらせてしまうケースも見られます。

対処法は原因にもよりますが、油脂やシャンプーが蓄積して詰まっている場合、熱湯を流すことで汚れが溶けて水が流れるようになる場合があります。この場合、熱湯をゆっくり流し、少し待ってまた流すのを繰り返しましょう。注意点として、パイプの材質によっては熱すぎるお湯でパイプそのものを傷めてしまう可能性があるので注意が必要です。

家庭用のパイプクリーナーも効果的で、特に苛性ソーダ系の液体クリーナーは有機物の分解に適しているので、髪の毛などを流したい時におすすめです。パイプクリーナーを購入しなくても、家庭にある酢と重曹を組み合わせることで似たような効果を得ることが可能です。

液体クリーナーで除去できないような硬い汚れが付着している場合、専用のワイヤーなど汚れをかきだす道具を使う必要があります。それでもなかなか解決できない時は住まいる水道へお任せ下さい。

浴室の排水管のつまりは髪や油脂分 


浴室でシャワーを浴びていたら水が流れずに汚水がどんどん溢れてくるということが起こります。原因としては、排水管のつまりです。最も簡単な現象としては、排水口の目詰まりです。入浴中、新陳代謝によって剥がれた角質や抜けた髪の毛などが排水口に流れていきます。また、化粧や整髪料、制汗剤など体についたあらゆるものを強力な洗剤をつかって洗い流しています。

排水口にはヘアキャッチャーと呼ばれる網状になった蓋があります。名前のとおり、髪の毛などを受け止める働きをしています。それにいろいろな油脂分や薬剤などが絡んで水の流れを遮っています。解決策としては排水口の掃除です。それでも解消されない場合は、その奥に原因があります。排水口の奥は排水管につながっていますが、その途中に封水筒と封水と呼ばれる機構があります。

排水溝からの害虫の侵入や汚水の悪臭を浴室へ入れない働きをします。排水溝に流す部分は、封水筒を常に封水に満たすために、入り組んだ構造になっています。そこにヘアキャッチャーで取りきれなかった髪や油脂分がたまることによって流れをさえぎることがあります。パイプクリーナーやお湯を流して詰まっているものを分解して流す必要があります。