2015年7月25日土曜日

混合栓の逆止弁の耐用年数と水漏れについて

現代の一般家庭ではすっかり当たり前の設備となった混合栓は、必要な時に水とお湯を切り替えて使うことができる便利な設備です。通常の使用をしていればそれほど問題はないと考えたいところですが、これも道具ですので耐用年数が存在しています。

一般的には5~10年程度も経過すると劣化が進んできますので交換が必要になってきますが、これは混合栓の中にある逆止弁の劣化による水漏れが起きやすくなるという問題が指摘されています。この逆止弁は混合栓の内部に設置されている水とお湯を切り替える重要な部品ですが、これが劣化することによって様々な問題が発せすることが分かっています。

その一例が水漏れであるということなのです。そのためある程度の期間使用している古くなった混合栓であれば、機会を見て交換するということも必要なのでしょう。どんな設備も消耗品なのです。耐用年数は商品によっても使い方によってもそれなりの差が出てきますので何とも言い難い部分がありますが、調子が悪くなってきたら一度点検してもらうのも良いでしょう。

素人での交換は難しいものですので点検が必要と感じた際には交換も視野に入れておくのが無駄のない動きになると考えられます。混合栓の技術的な進化も非常に速いですので5年も時間が経っていればかなりの変化が生じているというものです。かけた費用以上に快適に使うことが出来るものも多いので、交換するチャンスがあるのであれば是非検討しましょう。住まいる水道では修理も交換も行う事が出来ます。

デッキ型混合栓、逆止弁からの水漏れとは


混合栓は水と湯の給水管を混合するタイプの水道栓です。種類としては、従来のバルブ式のものを2つ取り付けたツーバブル式、1つのレバーで操作するシングルレーバー式、水量と温度調整が分かれているサーモスタット式の3種類があります。

かつてはツーバルブ式のものしかありませんでしたが、現在ではキッチンのシンクなどに使われているものがシングルレーバー式、浴室などで使われているのがサーモスタット式となっています。もちろん、ツーバブル式の混合栓も仕組みが単純であり価格が安いこともあり、現在でも広く使われています。

一方で近年は逆止弁が付いたものも登場しています。混合栓では水と湯を供給するため、それらの水またはお湯が片方の水道管に流入する可能性があります。そのため、逆止弁を取付けることで流入を防ぐことができます。特にお湯に晒されるパッキンは劣化も早いため水漏れの原因となります。一方で、逆止弁そのものから水漏れを起こす場合があります。

この場合には弁を交換することで修理が可能です。弁は混合栓に内蔵されたものと給水される偏心管と混合栓本体との間に挟み込むタイプがあります。挟み込むタイプの場合には一度、混合栓を取り外す必要があります。内蔵されたものは露出しており、工具があれば取り外しが容易になっています。特に据付け型のデッキでも交換が容易に行えるようになっていますし、給水そのものを止めなくても交換できるようになっています。