2015年8月31日月曜日

トイレの水漏れボールタップと排水管について

トイレの水漏れボールタップは、給水をコントロールしているボールタップの故障により起きる水漏れです。トイレタンクの中には、水を供給する機能と、水を排水管へと送る機能の2つがあります。排水管への水の流れは、便器の中の排泄物を下水へと送る役割を持ちますが、水がチョロチョロと出た状態で止まらなくなっている時は、トイレの水漏れボールタップの故障か、もしくは排水弁についているフロートバルブの何れかが原因とされます。

トイレの水漏れボールタップと言うのは、給水をコントロールしている弁でもあり、ボールタップは浮き球の位置に応じて給水を行ったり停止させたりしている部分です。また、トイレタンクの中には一定量の水しかたくわえることが出来ませんので、一定量の水よりも多く入る事でトイレタンクから水が溢れ出す事になります。

これを防止しているのがオーバーフロー管と呼ばれるもので、トイレタンクの中に垂直についている排水管になります。トイレタンクの中に付いているオーバーフロー管は垂直に立っているパイプで、水量を超えるとこのパイプを使って便器の中に水を流す役割をもっており、このパイプが有る事でトイレタンクから水が溢れ出るのを防止しているのです。

そのため、ボールタップが故障した場合には、オーバーフロー管から水が流れ出るようになりますので、便器からは水が少しずつ漏れるような状態になってしまうのです。因みに、フロートバルブはゴム製のパーツで、排水を行う時の排水弁の蓋になります。このパーツも劣化する事で水がチョロチョロと漏れてしまう事もあるのです。

トイレの水漏れボールタップの状態をまずは確認


ある日、トイレの水をいつもどおりに流すと、どういう訳か水が止まらなくなってしまうという状況に陥ることがあります。トイレの仕組みが分かっていないと、一体どうして水が止まらないのか、非常に慌ててしまうものです。このようなトイレの水漏れボールタップが原因であることが、とても多くなっています。ボールタップはトイレタンクの内部に存在するものです。

トイレの水漏れボールタップの状態を確認して、修理を行ってみましょう。まずは、トイレタンクの蓋を外しますが、その前に止水栓を閉めておきます。止水栓を閉めて水が止まる状態なら、トイレの水漏れボールタップである可能性が極めて高くなります。トイレタンクの蓋はすんなり外れるものもありますが、内部で固定されているものもありますので、固定するナットを回して外しましょう。

アームのネジを回してボールタップを外し、パッキンやバルブを交換します。これらはメーカーのサイトやホームセンターなどで売られていますので、最適なサイズを購入します。また、ボールタップ全てを取り替えることもできます。しかし、修理や交換の自己判断は危険です。内部構造はトイレのメーカーによって違いがありますので、まずは公式サイトなどを参考に修理を行うとよいでしょう。

交換が済んだらトイレタンクの蓋を閉め、止水栓を開けて水を流してみます。普通に水が止まれば、修理は無事成功です。上手く行かなければ、メーカーか専門業者に修理を依頼してください。 住まいる水道では基本的な部品等は持ち合わせておりますので、大抵の修理や交換はその場で完了致します。