2016年7月27日水曜日

便器水漏れの原因について

便器水漏れにはちょろちょろとした少量の水が漏れるケースと、ある程度の水量が流れる2つのケースが在ります。何れもタンク内からの流れで来る便器水漏れであり、水が無駄になる事からも早めに対策を講じる事が大切です。

尚、ちょろちょろと流れて来るのはタンクから便器に水を流す時に利用する排水口の蓋でもあるフロートバルブによるもので、フロートバルブがしっかりとしまっていない時、フロートバルブの劣化などにより水が流れ出て来ることになります。大半の場合、フロートバルブを閉めてあげる事で便器水漏れを直すことが可能ですし、フロートバルブには浮き球と鎖で繋がれており、この鎖が外れている時などもフロートバルブが開いた状態になるため、水が漏れてくることになります。

水を流した後に給水を開始し、タンク内の水位が上昇した際に浮き球が給水弁を閉じて給水を停止させますが、浮き球が外れてしまうなどの理由で給水弁を閉じる事が出来なくなると、タンク内の水が溢れてしまいます。この溢れる水を逃がしているのがオーバーフロー管で、水位を超えた水をここから便器に流しているという仕組みでもあり、便器水漏れは何れかが原因になります。

TOTOのロータンクの水漏れ修理


TOTOのロータンクの水漏れの原因は大きく分けて2つあります。ロータンクのふたを開けるとタンク内に水位線というのがありますが、これより水位が低いときはフロートバルブというロータンク下で排水口を開閉する弁の異常が疑われます。TOTOの場合、フロートバルブがオーバーフロー管というタンク内の水が多くなったらあふれないように流す管の根元の突起に固定されているのですが、これが外れていれば正しく装着します。

外れていなければフロートバルブのゴムの劣化と思われますから、ホームセンターで純正品もしくは同等品を買ってきて交換しましょう。難易度は低いですし、部品代も鎖も含めて数百円です。また、レバーがもとに戻らなくなっている場合もありますから、この場合はレバーを交換します。水位線より水位が高いときは、水位の調整をしてみましょう。

ボールタップという浮き球の浮き加減によってロータンクに水が入る仕組みの管があるのですが、ここに浮き玉との角度を調整するバルブがあるので、これを回して調整してみます。それでもダメなら、ボールタップ弁という満水になったら水を止める弁のパッキンの劣化です。ボールタップからボールタップ弁を取り外し、パッキンの径の大きい方を弁に取り付けて元に戻せば修理完了です。 解決しないようでしたら住まいる水道へお任せ下さい。